アスペルガー症候群とは、発達障害の一つで子どもにも大人にも当てはまる障害です。

アスペルガー症候群の人々と生きる

アスペルガー症候群という言葉は色々なところでよく聞く言葉ですが、実際のところ本当にこの病気を理解している人はそう多くはありません。多くの人は自閉症と同じ病気だと考えているようですが、自閉症との決定的な違いは、自閉症が知的な障害を伴うことが多いことに対し、この病気にはそれがないことです。

知的な部分や言葉の障害がないために、一般的には少し変わった人程度に認識され、周囲の人たちとの交流が困難になったりします。あるいは興味の対象が特定の事柄に限定されたり、日常の生活がルーティン化されたりすることも多いです。

なぜアスペルガー症候群になるのかという原因は、現在のところ特定されていませんが、遺伝的な脳の異常が関与しているのではないかと言われています。しかしこれも確実なことではなく、この病気を発症する原因となる遺伝子を発見するまでには至っていません。ともあれ、この病気は知的な障害があるわけではないので、人とは違う行動をとっても、周囲の人々がそれをその人の個性と理解して温かく見守れば、その他者と違う部分が特殊能力として活かされ、社会で活躍することも可能なのです。

基本的にアスペルガー症候群の人々は、社会に興味がないのではなく、その関わり方を知らずに戸惑っていることが多いので、周囲の人々が彼らの行動を理解し、手助けしてあげることが最も大切なことと考えられます。